ぱぐの好きなうた 2003.9.18更新


ここでは、私ぱぐが愛唱するうたについて、雑文を綴ってみたいと思います。

なお、「うた」とひらがなで表記しているのは、ひらがなフリークということもありますが、詩・和歌・俳句、その他およそポエムの範疇に入るもの、というつもりです。

朝日新聞朝刊に連載当初から愛読している、詩人の大岡信(おおおかまこと)氏の「折々のうた」にならった題名です。「折々のうた」は連載開始が1979年だそうですから、もう20年を超えましたね。岩波新書からシリーズで出ているので、興味のある方はお読みください。「折々のうた」は2003年5月1日より休載中です。


<目次>

番号 内容 掲載日
(9) 恋と言へば世の常のとや思ふらん
    今朝の心はたぐひにだになし

世の常のことともさらに思ほえず
     はじめてものを思ふあしたは
2003.9.18
(8) 夕ぐれは雲のはたてにものぞ思ふ
      天つ空なる人を恋ふとて
2003.6.18
(7) 東雲のほがらほがらと明けゆけば
    おのがきぬぎぬなるぞ悲しき
2002.6.18
(6) 人知れずもの思ふことはならひにき
花に別れぬ春しなければ
2002.4.5
(5) 見わたせば柳さくらをこきまぜて
 
みやこぞ春の錦なりける
2002.3.21
(4) 君ならで誰にか見せむ梅の花
 色をも香をも知る人ぞ知る
2002.3.6
(3) 瀬をはやみ岩にせかるゝ滝川の
 われてもすゑに逢はむとぞ思ふ
2001.3.21
(2) 秋の野に笹わけし朝の袖よりも
 逢はで来し夜ぞひちまさりける
2000.9.9
(1) さつき待つ花橘の香をかげば
 むかしのひとの袖の香ぞする
1999.4.24

 
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