松阪・斎宮紀行(2000.6.2〜4)


2.<行くまでの準備>

3年の間の調べものの進捗状況についてはわずらわしいから省略する。そんなものを読んでくれるひとがいるかどうかアヤシイし。
ともかく、いろいろ知るうちに一度は三重の方に行きたいと思うようになった。1989年に勤め先の旅行で伊勢神宮と鳥羽の方に行ったが、当時は斎宮のことにはまだ関心がなくて、あまり印象に残っていない。

今年、行くことに決めたのは直接には藤里美小夜さんのサイト「満月の雫」の紀行を読んでからである。それにKAORIさんのサイト「KAORI文学工房」の「伊勢斎宮レポート」。
どうも斎王まつりについて詳しく書いているサイトはなさそうだから、書く価値があると思ったのもひとつ。
私は20年来の読者である司馬遼太郎さんの影響を強く受けているのだが、『街道をゆく』(朝日新聞社)のスタイルで紀行を書きたいというのが念願だった。前に書いた「福岡・大分紀行」は成果のひとつである。
あと、未完になっているが美小夜さんと同行した「京都・天皇陵巡り紀行」も(完成させてサイトに載せるつもり)。

前置きが長くなったが、明和町に行くひとのためのガイドも兼ねて、行くまでの準備について書く。

明和町に観光協会があることは、美小夜さんの紀行で知った。
これまで旅行に行くときはガイドブック頼りで、現地に知り合いがいない限り現地情報を元にすることはなかったのだが、今回は観光協会に電話をした。
電話に出た男性はとても親切であれこれ私の質問に答えてくれ、地図やパンフレットを送ってくれるという。
泊まるところについても、明和町にはないから松阪がいいでしょうといい、ホテルの名前まで教えてくれた。伊勢神宮に行くひとは伊勢市の方でもいいらしいが、一番近い大きな町は松阪市になる(電車で10分ちょっと)。
観光協会は近々サイトを立ち上げるそうだから、そうすれば電話代を気にせずに(笑)情報を得ることができると思う(2000年7月ごろの予定)。

三重県明和町観光協会 電話:0596-52-0055

ガイドブックとしては、『ひとり歩きの伊勢志摩南紀』(JTB)というのが斎宮について詳しく書いてあって便利。斎宮の歴史についても触れられている。ただし「いつきのみや歴史体験館」は刊行後にできたので載っていない。

私は東京から新幹線に乗り、名古屋で近鉄に乗り換えたのだが、どちらもインターネットで乗り換え情報や時刻表を調べることができる。便利になった。今までは時刻表を持って歩くこともあったが、荷物が減らせる(笑)。

JR東海(新幹線
近鉄

近鉄は3日間全線乗り放題の「遊レールパス」を使った。ただし特急料金は別途料金が必要。大人1枚3800円。前日までに購入しなければならない。
近鉄の窓口のみで発売。旅行代理店では扱っていないので、遠方の場合は郵送を依頼すること。先に代金と送料を現金書留で送る。
申込先:〒545-0053 大阪市阿倍野区松崎町2−1−28
           近畿日本鉄道天王寺営業局営業課記念乗車券係
 注)乗車券の開始日と枚数を明記のこと
 電話:06-6624-0384


ほかに利用したサイトを紹介する。
 ・三重県の週間天気予報(WeatherEye)
 ・平成12年度斎王まつり
 ・斎宮歴史博物館
 ・いつきのみや歴史体験館
 ・三重県明和町


現地では、最初に斎王まつりのことを教えてくださった、だんどろさんにお逢いすることにし、また観光協会のMさんと地元のボランティアガイドのYさんに同行していただくことにした。

心配は天気のことだった。雨だと斎王まつりは中止になってしまう。フィルムの入れ物の空いてるものをふきんで包んで輪ゴムで留め、てるてる坊主にしてウチの中につるした。
(2000.6.9記)
松阪・斎宮紀行(3)
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