いよいよ大台に乗りました。
とうとう「不惑」というやつになりました。
このあいだ横浜で原稿復刻版を買った中島敦の「弟子」にはこんな箇所がある。
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其の時、四十而不惑<ぱぐ注:しじふにしてまどはず>といつた・その四十歳に孔子はまだ達していなかつた。子路より僅か九歳の年長に過ぎないのだが、子路は其の年齢の差を殆ど無限の距離に感じてゐた。
……
四十代を迎えた今は、三十になった時とはいろんな意味で違う。
*三十のころ:結婚したばかり。実家を離れた暮らしが初めて(ひとり暮らしは今も未体験)。仕事でいろいろあった。パソコンを使い始めた。メールやパソコン通信を始めて、自分のサイトを作る。
*四十のころ:パート勤めで、初の接客業。子どもはいない。トトロとの関係は「お父さん」「お母さん」でない分、変化に乏しい気がする。
人生の折り返しだな、ということは、記憶力自慢だったのにきのうのことを忘れたりし始めたので、ちょっと意識してます(むかしのことは忘れてないけど)。
あとは徹夜は絶対不可になったし、一日外出したあと、その日のうちに日記を書く余裕がなくなった。
旅先で旅日記書いて、さらに絵はがきも書いて、また次の日も旅を続けるということはちょっとムリになってきた。先日の神戸は泊まるところが同じだったのであれだけ動けたんじゃないかな。
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