2004/10/13 水曜日

初心に返つて、まらそんひありんぐ(3/3)

Filed under: 未分類 — pug @ 23:38:27

マラリー2004の感想を3つに分けて書きました。
最後に、個別に印象に残った出演者(敬称略、数字は出演順)です。

01 多田百合香
  現役高校生。制服姿。最初の出演者で聴く方も準備ができるわけだが、さわやかなトップバッターでよかったと思う。

04 村田馨
  四回目。去年と同じく二人芝居仕立て。今年のは高村光太郎。声の通りがいい。

09 茂泉朋子
  「挽歌」は前にもあったと思う。テーマなのかな。

13 野原亜莉子
  四回目。小道具の数が少なくなった。声を出すことに自信が持てるようになってきたということかな。声の出し方に格段の進歩。フランスのお城に住む女の子の話。十二でもなく十八でもなく十四くらいの女の子なのだろうなと聴きながら思った。

14 夏瀬佐知子
  初めて聞く名前でどんなひとかな、と思ったのだが声を聴いてすぐわかった。ちゃぶ台のような低いテーブルを前に正座して読んだ。ひとつひとつ確かめるように読んでいったのが印象的。

15 杉山理紀
  四回目。色気があって安定感がある声って不思議だ。

16 伊津野重美
  四回目。体全体が声を発する祈りという形になるのがこのひとの独特なところ。いつも巫女さんを連想する。

21 松井茂
  他人に読ませるのは面白い試み。ただ、作品は数字の繰り返しだから初めて聴くとインパクトがあるけど、経験者にはイライラがつのる。朗読用にもうすこし長さを調整した方がいいのでは。その違和感も狙いなのかなと思うけれど。

22 田中槐
  テーマがあり、声が通る。締めもよかった。朗読のひとつの頂点だろう。数々の経験を経て磨きがかかっている。

23 錦見映理子
  文章、次作短歌連作、文章、次作短歌連作という流れ。あとで知ったのだが文章は金子光晴。自分のスタイルをつかんでいる。

24 正岡豊
  第一回以来の登場。あのときはダンス付きでびっくりしたのだけど、今回は右に向いたり左に向いたり、叫ぶ、という振り付け(?)があった。機敏な動きじゃないのが持ち味。ダンスもそうだった。空とか海という言葉が多く、イメージは青。

25 石井辰彦
  911に関連するもの。むつかしい言葉を使っているけど、伝わってくるものがある。

26 櫂未知子
  ドレスの胸の谷間から短冊を取り出して、あ~のまでだったかしら、あいうえお順に「あ」だったら「あ」から始まる言葉を7つくらい投げたあと(言葉の選択が絶妙)、次作俳句を読む。まじめな顔でつやっぽい言葉がぼんぼん出てくる。おもしろさではこの日一番だった。

27 穂村弘
  日記。たぶん舞台に立つのがこわいからなのだろうけど、ほとんど表情が変わらない。その表情で読まれる内容に会場からくすくす笑いが漏れる。女の子、男の子、おじさん、おばさん、おばあさん、おじいさん(?)の会話シリーズがおもしろかった。盛り上がり的には会話シリーズで締めてもよかったんじゃないかと思った。

28 高橋睦郎
  追悼の詩を3つばかり。立ってテキストを読むだけで、充実した朗読になる。さすが。

29 高橋源一郎
  マラリーで小説だけ読んだのは初めてかなあ。聴いていて気分が悪くなってきたので朗読としてはうまいのかもしれないが(あるいは描写が秀逸なのか)、題材がゲロなのでねえ。うーん。

30 小池昌代
  詩。箱に入った男の話。聴きやすい朗読だった。

31 岡井隆
  古稀を過ぎても色気があるのがつよく印象にあったのだけど、今年はすこし疲れているように思った。短歌の内容は岡井隆らしい、のだろう、たぶん。

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出演者に知人が多くなってきて書きにくかったのですが、なんとかまとめました。読んでいただきありがとうございます。
来年も予定していると聞きました。たぶんまた一観客として行くでしょう。安定期に入ってきて運営や出演者の選定がむつかしいと思いますが、たのしみにしています。

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