乱視読者流に読めるか?
ご存じの方もいるでしょうが、「乱視読者の~」という題名で本を書いている若島正がおもしろい。
数学者になるつもりだったのが文学部に入り直し、専門はナボコフ。ロシアから亡命して英語で『ロリータ』なんかを書いた小説家ですね。
乱視読者流の小説の読み方は細部から全体の構造を探るという感じで、『ロリータ』の某登場人物がどこにどんな形で出てくるのか、ナボコフにとっての意味、が書かれた「電子テキストと『ロリータ』」(『乱視読者の新冒険』<研究社>)は『ロリータ』を読んでなくても面白かった。
中島敦をそんな風に読めるかしら、と思いながら、ちくま文庫版全集を読んでいます。わたしにとっての中島敦はまず何より文章が魅力なのですが。
ぱぐちゃん、お帰りなさい。
またぱぐちゃんの文章に刺激を受けられること、嬉しいです!!
コメント by がな — 2008/9/2 火曜日 @ 12:26:46
>がな
ただいまです。またよろしく。
ほかの人のところはまだあんまり見てないんだけど、ミミちゃんが逝かれたようですね。お悔やみ申し上げます。
コメント by pug — 2008/9/2 火曜日 @ 19:35:44