初めての菜の花忌@日比谷公会堂
2月12日は司馬遼太郎の命日。
毎年、大阪と東京でシンポジウムをやっているのは知っていたのだが、今年初めて参加した。「第12回菜の花忌」。
日比谷公会堂に行くのは初めてで、たしか中島敦はここでクラシックを聴いたことがあったと思う。隣に東京市政会館があり、ここは神谷美恵子の父、前田多門が専務理事をしていた東京市政調査会が入っている。そのうち調べ物をしに行こうと思っている。
菜の花忌は仕事の終わり時間の関係で1時間くらい遅刻。2階に座ったので壇上の人たちの顔がよく見えなかった。司馬遼太郎賞(11回は山室信一氏)とフェローシップの授賞式の途中から。フェローシップは若い人の企画に賞金を出すもので、もうちょっと若かったらハンガリーのことで企画を出してみたかった。
第2部は『街道をゆく』をめぐって、井上ひさし、佐野眞一、諸田玲子のパネリストが語り合うもの。わたしは旅のお供にもしたし、今度はまた神田界隈の勤務になったのでそのへんを読み返しているのだけど、けっこう通して読んでいない人がいるんだ、とおどろいた。
飛行機や新幹線の前の、人が歩いて移動していた時代のことを書いている、というのがなるほどね、と思った。司馬自身は飛行機や新幹線も使っているけど、内容はそれ以前の話題。
4月20日(日)にNHK教育テレビで放送になるとのこと。
帰りに壇上前に飾ってあった菜の花を一束ずつもらって帰る。奥さんの福田みどりさんが楽屋から出てくるところを見かけたら、車椅子だった。もう80代半ばだと思うので東京に来るのもたいへんなのかな。真っ赤な衣装を着ていた。
こんにちは。
しばらく更新がないので、心配していました。
「菜の花忌」に行かれたのですね。
東京から遠く離れた片田舎の悲しさ、そういった講演等に行くことができません。4月20日のテレビはチェックを入れておきました。必ず見ますね。
追伸
高橋大輔のステップは凄かった!
これが一番印象的なことでした。
コメント by よんちゃん — 2008/2/18 月曜日 @ 9:36:59
>よんちゃんさん
コメントが大幅に遅くなってごめんなさい。再開しましたのでまたよろしくお願いします。
「菜の花忌」の放送、前は夜遅くにやっていたのでそのつもりでいたら夕方だったんですね。見逃してしまいました。ご覧になりましたか?
コメント by pug — 2008/8/31 日曜日 @ 15:55:13