初心に返つて、まらそんひありんぐ(1/3)
マラリー2004の感想を3つに分けて書きました。
まずは前書きです。
昨年夏からの職場は毎日の生活に直結するスーパー。発注ミスですきまだらけの売場を作って怒られたり、接客ミスでクレームがつくなど、厳しい現実の中で毎日が過ぎてゆく。
さうかうしてゐるうちに、疲れが目に来ることもあつて、ネットの世界からすつかり遠のいてしまつた。
子どものころから読むことなしでゐられないわたしが、書くことはもちろん、読む方だつて週に一回、毎日新聞の書評に目を通すだけだつたのだから、生活の激変ぶりがわかるでせう。
短歌・俳句・詩はもつと非日常だから、同じ日曜日の新聞歌壇俳壇だけチェック。投稿作品にざつと目を走らせて、エッセイは読む。文章を読む習慣は手離せなかつた。
二〇〇一年から始まったマラソン・リーディング(以下、マラリー)は今年で四回目になつた。わたしは一貫してただの観客に徹してゐるのだが、出演者&スタッフにいろいろな移りかはりがあつたやうに、聴くこちらもあのときはかうだつた、ああだつたと思ひ出してゐた。
今年は9月25日日曜日、会場は去年と同じ新宿文化センター。始まる前に近くの花園神社に寄り、祝祭の成功を祈る。第一回の築地本願寺内ホールの時も、事前にお寺でおさい銭を投じたのだつた。
前はゆかたを着てみたりしたけれど、今年は初心に返らうと思ひ、楽な服装で聴きやすい席に座り、休憩込み五時間を最初から最後まで聴き通した。ふふ、四回も立ち会つてゐるとそれなりの身構へ(?)ができる。
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