2013/12/1 日曜日

小林誠さん・益川敏英さんの講演会@多摩六都科学館(4)

Filed under: テレビ,日記 — ぱぐ @ 22:32:35

3人目の講演者は1978年生まれの坂下健氏(KEKニュートリノグループ助教)。

ニュートリノとは何か。
1930年パウリが予言、1934年フェルミによる研究が行われ、「ニュートリノ」と名付けられる。中性な(ニュートラル)小さい粒子(リノ)という意味。1956年ライネとカワンの実験により発見。
日常では見えないもの。
太陽からは、1秒間あたり約1兆個のニュートリノが人の手のひらに当たっている。
ニュートリノは物質とほとんど反応しないので、身近にわかりにくい。
太陽からのニュートリノが地球で反応する確率は0.00000002%、ほとんど通り抜ける。
電気的に中性な素粒子であるため、電気を通さない(電荷を持たない、という)。
3種類のニュートリノがある。
質量がひじょうに軽く、まだ質量の絶対量はわかっていない。

ニュートリノ振動について。
*ニュートリノが飛行中に別の種類に変換する現象のこと
*ニュートリノが質量を持つためので起こる現象
1998年、岐阜県神岡町のスーパーカミオカンデでの実験でニュートリノ現象が発見された。
ニュートリノの質量は0と考えられていたが、実は0ではなかったという大発見だった。
坂下氏は当時近いところに住んでいたが、テレビも新聞も見なかったので知らなかった。あとで残念だと思ったとのこと。

ニュートリノの実験は日本が世界をリードしている。
今年TK2実験でこれまで見つかっていなかったニュートリノ振動を世界で初めて発見した。

もしニュートリノでもCP対称性が破れていたら、物質と反物質の差を生む新しい証となり、宇宙発生の謎を解くのに役立つかもしれない。

1.ミュートリノから電子ニュートリノへ
2.反ニュートリノから電子ニュートリノへ
この2つの振動の出現回数をなどの差を測定する。

東海―神岡ニュートリノ振動実験
 東海村にあるニュートリノ実験施設で人工的に作った大量のニュートリノをスーパーカミオカンデで検出する実験。
 11カ国59の研究機関から約500名の研究者が参加している。

 ニュートリノは東海村の施設の地下110mの長さのトンネルの中で作られる。
 東海村から神岡までトンネルでつながっているわけではない。
 つくばから神岡まで電車とバスで約7時間掛かるが、ニュートリノは1000分の1秒で到達する。

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