大掃除、『宗祇』読了、ぱぐの俳名
天気がよかつたので大掃除。
休みなのに六時に目が覚めた。寒くなつてきたなあ。
朝のうちに洗濯を済ませ、ラーメンを食べてから大掃除にかかつた。
ふだんからやつてないからちよつと掃除するのが大掃除になつてしまふ。洗面所を掃除、紙袋と段ボールの類をまとめ、掃除機をかけ、垣根の剪定。素人だから高さがそろつてないが、まあいいのだ。ああ、ふとんも干したんだつた。
終はつたところで今日返却締切のO先生の『宗祇』の最後の部分を読み終へる。
謎の前半生は堺で貿易に携はってゐたといふ説があるとのこと。連歌師として知られるやうになつたのは三十過ぎだつたかしら、出発は遅い。八十過ぎまで現役だつたけど(藤原俊成は九十の祝いをしてもらつてゐるのでもつと驚異の長生きですが)。先祖だけでなく妻子がゐたかどうかもわからないといふのが謎ですねえ。
連歌の付け方はちよつとだけ出てきたが、うーん、これは連歌のテキストを読んでみた方が良ささうだ。返すときに図書館で探したが、目当ての本がなかつたのでまた別の機会にする。
ちやうどきのふ連歌掲示板で
ぬる燗のうまさ知り初む不惑かな
といふ初句を詠んだところなので、今後の付合の参考になるかもしれないと思つたのだけど。
ちなみに俳名は「縫無<ほうむ>」 。すきな言葉「天衣無縫」のもじり。
図書館では今度は宮崎市定といふ中国史の碩学の『史記を語る』(岩波文庫)を借り、分館にある関容子『日本の鶯 堀口大學聞書き』(講談社)を予約した。新刊の『女優であること』(文藝春秋)は貸し出し中で予約も入つてゐた。へへ、忙しいのに読めるかな。