2004/12/2 木曜日

かつて恋に落ちたことがあるならば

Filed under: 散文・文章 — pug @ 22:19:38

伊藤君子といふジャズ歌手をご存じ?彼女の「Once You’ve Been In Love」について。

今だと押井守監督のアニメ映画『イノセンス』(2004年3月公開)のテーマ曲「Follow Me」を歌つてゐた人といふ方がわかりやすいかな。映画は未見ですけど。

十五年ほど前だらうか、ある日何の気なしに読んでゐた新聞広告に伊藤君子といふ歌手のことが載つてゐた。小豆島の出身であること、歌謡曲の歌手としてデビューしたもののヒット曲に恵まれず、人の勧めでジャズを歌ふやうになつたこと。その広告にはライブに招待する、とあつたので応募して見事に当たり、聴きに行つた。

ジャズのことはよく知らないながら、それから何回かライブを聴きに行つてゐる。青山のライブハウス、調布の市民ホール、ラジオの公開番組など。CDも入手した。調布の市民ホールの時は終はつたあとにサインをしてくれるといふのでしてもらつて大事にしてゐる。

ライブのときに「日本語で歌いたい」と話してゐたことがあつて楽しみにしてゐたのだが、今回のアルバム”>「Once You’ve Been In Love」(11月25日発売)でやうやく実現した。「MI・YO・TA」という曲。

メロディーは亡くなつた武満徹が、黛敏郎の映画音楽作りの手伝ひをしたときに書いたものだといふ。「あまりに美しいので」使はずに取つておいたとのこと。曲名は武満の仕事場があつた信州の御代田から。歌詞は谷川俊太郎。アルバムのプロデューサーでもある小曽根真<おぞねまこと>のピアノとのデュオである。もう十五年になる組み合わせだが、曲・歌詞、そして演奏と最上のものに恵まれ、いい歌に仕上がつた。

ほかの曲はトリオとビッグバンドとの共演なのだが、ビッグバンドとは初めてださうだ。わたしはジャズの演奏ではビッグバンドが好きなのでこれもうれしいところ。

今月末に六本木のスイートベイジルといふライブハウスで伊藤君子・小曽根真のライブがあると知って、トトロから誕生祝いにチケットをおごつてもらはうと思つたらすでにいつぱいだつた、ざんねん。伊藤君子は好みぢやないさうだが、小曽根真ならトトロも聴きたいといふから。伊藤君子のダンナはドラマーなのだがまだ演奏を聴いたことがない。彼(海老沢一博)も出るのでいいチャンスだつたんだけどね。

年が明けてからビッグバンドと共演するさうなので(小曽根真も出るのかしら?)、それは一人でも行く。楽しみ楽しみ♪

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