好きなミステリあれこれ
一番最初に読んだのは、小学校の図書館にあった子供向けのルパン、ホームズ、少年探偵団(ポプラ社?)などだと思う。トリックの本にも手を出したので、読んでないのに肝心の仕掛けを知っているという本がかなりあります(笑)。
あと実家に父が読んでいたクロフツの『樽』とかエラリー・クイーンとか、クリスティーも少しあったと思う。早川のポケットミステリ。
アガサ・クリスティーを好んで読むようになってからは、あちこちの古本屋で読んでないものを片っ端から買っていって、ほぼそろえました。ポケットミステリが多いけど、早川ミステリ文庫も。真鍋博のミステリ文庫版の表紙がしゃれていて好きだった。あとミステリ以外の小説が5つだったかな、あれはノベルス文庫。それと自伝とか芝居とか考古学者と再婚したのでその生活について書いた本とか。
今は早川の「クリスティー文庫」というシリーズでほぼ全著作が入っているみたいですが、中身はほとんど変わらないと思うので、手は出していません。原書も古本屋できたなーいペーパーバックをぽつぽつ買ったけど、まだ制覇するところまで行っていない。マザー・グースとの関連で調べるためには原書の方が肝心なんですけどね。
前に書いたマザー・グース学会の藤野会長が「矢野文雄」というペンネームで書いた『アガサ・クリスティーはマザー・グースがお好き』(日本英語教育協会、1984)は無事入手しました。ぼちぼち読んでます。
ほかにもクリスティー関係の本は、いろいろ手元に持っています。いちばん面白かったのはミステリ外の小説を元に翻訳家の中村妙子が書いた『アガサ・クリスティーの真実』(新教出版社)と『鏡の中のクリスティー』(早川書房)。
あと、シャーロック・ホームズは大人になってから大人向きの訳本(新潮文庫だったかしら)で読んだのだけど、ジェレミー・ブレット主演のテレビを見ても何の話だったか思い出せないことが多いので、シャーロッキアンとは言えないでしょうね(笑)。
10年前の英国旅行ではベーカー街B221にも行きたかったけど地下鉄の駅の「Baker Street」を使っただけ。ロンドン市内の「シャーロック・ホームズ」という有名なパブに入りたかったのだけど、家人は疲れていたのか、もう宿に帰る!と言いだしたので、英語に自信のないわたしはあわてて追っかけ、ついにそこには行けませんでした(泣)。
テレビ番組では、レイモンド・バー主演のペリー・メイスン弁護士ものが好きでした。原作の方は山ほどあるのでちょっとだけ手を出してみた。その時は面白いんだけど、すぐ内容を忘れちゃう。
あとはかの有名なコロンボ警部。それと、さっきも書いたジェレミー・ブレット主演のホームズ。クリスティーではジェーン・ヒクソン主演のミス・マープル、デビッド・スーシェ主演のポアロ。スーシェのは今もまだ撮影が続いているそうなので、新しいのを観る楽しみがあります。
それと、東村山に来てケーブルテレビ加入でミステリ・チャンネルが観られるようになったので、
「ジュリー・レスコー」(フランスの女の署長が活躍する警察もの)
「騎馬警官」(カナダ出身の生真面目な騎馬警官がシカゴで活躍する)
「名探偵モンク」(潔癖性で神経質な元刑事の探偵、サンフランシスコだったかな)
「特捜班CI☆5」(イギリスの特殊捜査班の話。かなり古いものみたい)
「2人で探偵を」(クリスティーのタペンス&トミーというカップル探偵)
あたりをたまに観ます。同じものを何回も放送するので、観たような気がするなぁ?というのがよくある。
日本のだと名取裕子・宅間伸主演の「法医学教室の事件ファイル」なんかが好きかなあ。テレビ朝日の午後の土曜ワイド劇場再放送版をよく観ていた時期があるので、あの枠のはけっこう知ってるかな。あと、前に好きなテレビ番組で書いた「太陽にほえろ!」。
こうして書いてみると、ハード・ボイルドとか暴力悪徳刑事ものとかが抜けてますね。レイモンド・チャンドラーは清水俊二訳のを一回読んでみたけど、なんかしっくり来なかったんだよなあ、セリフはしゃれてるけど。というわけで村上春樹が訳した『ロング・グッバイ』(なぜちゃんと日本語訳にしないんだろう?)も読んでいません。
あと、横溝正史の本は、おどろおどろしい人間関係がいやで、ちょっとかじっただけ。ドラマなんかもちゃんと観ていない。