ジェーンオースティンのエマ
LaLaTVで、標題のドラマを観る。
ケイト・ベッキンセイル主演(どこかで聞いた名前だと思ったら、ケネス・ブラナーの「から騒ぎ」に出演していたんだった。一番好きなブラナー作品なのになんてこと!)。1996年制作、英国のテレビドラマ。
実はこの原作はまだ読んでいない。話の筋は大島一彦『ジェーン・オースティン 「世界一平凡な大作家」の肖像』(中公新書、1997)で知っていた。
ついでながらこの新書はオースティン紹介としてよく書けているので、興味のある方はぜひ。
おせっかいでうぬぼれの強いエマという女性が、他人の気持ちが見えていないことから種々のやっかいごとを引き起こすが、最後にはやっといろいろわかるようになって、という話。
おいおい、ずいぶんいい気なこと言うねえ、とつっこみを入れながら観る。
コスチュームプレイだから動作も言葉遣いも優雅だけど(舞台は18世紀末あたり)、どうも好きになりにくい主人公です。『自負と偏見』のエリザベスみたいなユーモアのセンスもあまりないし。
舞踏会の場面が優雅でよかった。
原作は一度読み終わってからもう一度読み返すと、ああ、ここをこんな風に書いてあったのはそういうことか、とわかるようになっているそうだから、読むのを楽しみにしている。
ドラマのDVDやビデオはないみたいです。グウィネス・バルトロウ主演の別作品あり↓。
原作は古い訳ですが、阿部知二がいいんじゃないかな。
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