2006/2/17 金曜日

懐かしのところをうろうろと(2)

Filed under: 日記 — pug @ 23:55:52

Lさんと話していて、
「ぱぐさんは自己肯定が強いですね」
と云われたのが印象に残った。

自分が感じたことがなぜそういう風に感じるのか、なんだかんだと理屈付けして納得できないと気持ち悪いんである。
その言葉に対するわたしの解釈は、
「たぶん、両親から(特に母だな)否定的に云われるのがとてもいやだったので、それをはねのけるための自己肯定なのじゃないか」
ということ。必要以上に肯定している気がするのも、そういう心理じゃなかろうか。

母との葛藤について、Lさんに初めて逢った7,8年前と同じようなことを言っているので、まだ解決できていないんだなあと思っていたという。
ええ、あの問題は、距離が離れている分、日常的なことではなくなったが、自分の中でまだ解決はついていません。最近はモラル・ハラスメントというものらしい、と理屈付けしている。
長くとらわれているのもばかばかしいので、もういい加減にしたいのだが。

……
今日は、Lさんが北欧の家具を見に行くというのに同行した。Lさんのお目当ての家具もおもしろかったが、自分用にこれならと思える机と椅子があったので、気に入って座ってみる。資料がないとものが書けないので、掘り炬燵か面積の広いテーブルがほしい。

前と同じ外観で建て直したという麻布郵便局がいい。
飯倉の「キャンティ」に入り、青唐辛子と小イカのスパゲッティを食す。Lさんは中で食べるのは初めてということだったが、コーヒーがおいしいと意見が一致。

Lさんとは六本木で別れた。
六本木ヒルズを知らないので行ってみようと思ったら、手前の青山ブックセンターで引っかかってしまい、二時間くらい(?)立ち読み。種村季弘特集、男流文学論(これがおもしろくて止まらなくなった)明治快女伝など。帰りの電車用に森まゆみ『昭和快女伝 恋は決断力』(文春文庫) を買う。

で、神楽坂へ移動。近くに住んでいる友達に電話しようとしたら、ケータイを替えたらしくつながらなかったし急に声を掛けても悪いと思ったので、ひとりでうろうろ。
先ごろ『神楽坂ホン書き旅館』という本を読んだところなので、その旅館の場所を確認。ホン書き、というのは映画やテレビドラマの脚本書きのことで、そういうひとが缶詰めになって書いたところなのだそうである。黒塀の向こうに松が植えてある、小作りな旅館だった。

横町の知らない店で一人で呑み食いするのはこわくて、前に通りかかって気になっていた居酒屋にする。一人で呑むのはわりと好きなのだが、そういう店は必ず居酒屋で、つくづくおやじくさいな、と自分で苦笑。高校生の時にある同級生から「おじさま」と呼ばれてしまったくらい、年季が入ってますが(笑)。

禮泉<れいせん>という岐阜の酒をぬる燗で頼み、酒肴三種セットとたたみいわしを小さな七輪であぶって食べる。たたみいわしってそのまま焼くんだと思っていたが、たれを塗ると香ばしい。

荷物を東京駅のロッカーに預けていたので、取りに戻る。
で、辞めてから一度も足を踏み入れていない、元職場が入っている大手町のビルに寄り道した。下の階のお店がどうなっているのか見たかったのだ。

9年ぶりである。コンビニやファーストフードが入ったのはなるほどねえという感じだった。お昼を食べに入った店はいくつか健在。会議のためにコーヒーの出前を頼んでいた喫茶店が前と変わらない店構えだったので、コーヒーとミルクレープを食した。

このビルに出たり入ったりしていた二十代のあれこれを思い返した。

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