マザーグース学会関東支部例会@下北沢
都内に出たのは久しぶりである。
震災後も初めてだ。
震災から2週間過ぎて、何か変化があるのかなと思ったが、
目に耳にした範囲では、いつもと同じ下北沢の風景だった。
3月に入ってから(これとこの記事)、レジュメのとりまとめに苦心していたが、
当日になってレジュメの印刷がうまくいかず、
家人の助けを借りる。
先日までの学校の仕事での助けは、
仕事だったので助けを求めてもすぐやってくれたのだけど、
個人的なこととなると、とたんにめんどくさがる。
前からのことですけど。
本などを持参するために、がらがら引っ張る旅行用カートを
持って行った。
みなさんに配るレジュメのコピーは開催場所の北沢タウンホールで。
節電のため、使う時だけ係員に申し出てスイッチを入れてもらう方式。
参加者は全部で7名。3月末にしては多めだと思う。
勉強会の担当で出席したのはわたしだけ。
今回の歌は下記の通り。
Poor old Robinson Crusoe !
Poor old Robinson Crusoe !
They made him a coat,
Of an old nanny goat,
I wonder how they could do so !
With a ring a ting tang,
And a ring a ting tang,
Poor old Robinson Crusoe
かわいそうにロビンソン・クルーソーったら!
かわいそうにロビンソン・クルーソーったら!
じぶんでうわぎをつくったよ
ばあさんやぎのけがわでね
なんてきようなひとだろう!
リンリン チリリン ガンガラガン
もひとつ リンリン チリリンガン
かわいそうにロビンソン・クルーソーったら!
(谷川俊太郎・訳。講談社文庫版『マザーグース』第2巻p.76)
デフォーの有名な『ロビンソン・クルーソー』、
借りてきた本(岩波文庫版)に全部目を通す余裕はなかったけど、
服を作るところはコピーした。
上の谷川訳に付いている和田誠の絵は、
針を持って縫い物をしているロビンソン・クルーソーである(笑)。
英国で出ているマザーグースの歴史的な辞書に
関連の歌が出ていたので
(芝居仕立ての『ロビンソン・クルーソー』の中で唄われたとのこと)
自分で試訳してみた。
特にご意見は出なかったので、問題はなかったもよう。
勉強会関係以外に、
英国スコットランドHANTEL社製、
マザーグースやアリスのミニチュアフィギュアをひとそろい持参。
毎度、「わたしが持ってる物の中で一番価値が高い」
と冗談を言ってるんですが、
それだけのことはあります。
ぜんぶ手作りで、手で塗っているのだから。
初めて観る人が感激して、写メを撮っていた。
日本でのネットショップがありましたのでご参考までに。
住所を見ると、前にわたしが三越の英国展で手に入れたのと
同じ輸入雑貨ショップのようです。
本家スコットランドのハンテル社もサイト作ってます。
2006年までのが載っていました。
毎年新作を出しているはずなので、
英国にお住まいの方だったら直接訪ねた方が早いかも。
ネットで連絡は取れるのだけど、
細かい話は顔を見てすると話しやすいことがわかった。
連絡事項がいくつかあったので確認し、
あとはわたしの方で手続きをする。
次の仕事はまだ決まっていないので、
体が楽で頭が働くうちにいろいろやってしまおう。