2011/3/31 木曜日

ミルチャ・エリアーデの短編小説「ケープ」

Filed under: 読書,日記 — ぱぐ @ 8:26:37

あることの連絡待ちだが、
うちにいると要らないこと考えて体によくなさそうなので、
買い物を済ませてから自転車で出かけた。

桜はまだ開花待ち。

ある図書館に行ってみる。
品揃えがなかなか充実していて感心。

うーん、図書館の仕事をできればなぁ。
司書の資格を取ることを真剣に検討中。

仕事しながら勉強するのが大変なのは、
編集学校の[破](応用コース)の例でも
よーくわかっているのだが、
「経験者求む」の前に
「要資格」
だから仕方ない。
(「経験者求む」も、どっかで経験させてくれない限り
経験者にはなれないわけですが!)

資格なんかなくても、
レファレンスはかなりできる自信ありまっせ(笑)。

自分が読んでいなくたって、
内容を説明しジャンルの中でどういう本なのか
説明できれば利用者の役に立つのだからね。
自分で読んできたジャンルは偏っているが、
その他だってちょっとぱらぱら見ればわかります。

ここで売り込んでも始まらないけど(笑)。

ミルチャ・エリアーデの短編小説「ケープ」、
若島正が紹介しているのがずっと気になっていたが、
それを収めた本『エリアーデ幻想小説全集<全3巻>』(作品社)
があったので読む(第3巻所収)。

チャウシェスク独裁政権下のルーマニアが
超監視社会だったことはよく知られているけど、
やりとりが二重の意味になっていて
実に不思議な小説でした。

2011/3/30 水曜日

昨日詠んだ歌

Filed under: 俳句・連歌・短歌,日記 — ぱぐ @ 6:46:51

@pa55gu なゐ振れど春は来にけり卯の年の一年生を待つ桜かな(春)
QT @kurotoracchi : 境目がわからないほど溶け合って君を忘れる春になります(春) #ichigotsumi

「なゐ」は地震のこと。
「なゐ振る」「なゐ寄る」で地震が起こるの意味。

2011/3/29 火曜日

仕事ファイルと8月の勉強ファイル完成

Filed under: ラジオ,日記 — ぱぐ @ 6:56:59

わたしよりアナログ人間のために、
ケータイの手続きに行ったら、
先方がちゃんとやってくれないので二度目の正直もうまくできず。
勘弁してよー(泣)。

で、帰りにファイルボックスを入手し、
今年度の学校での仕事のファイルと、
8月の勉強ファイルをまとめる。

学校での仕事の方は
3月に入ってからある程度やっていたので
すぐ終わったが、
8月の勉強は終わった翌日から2学期が始まって
ぜんぜん手を付けられなかったので、
かなり手こずる。

数日間なのに30数枚もプリントを出す先生がいて、
そんなにできるの?
と思ったのだけど、
まとめるのも大変だった。

レバー式のファイルに一冊丸ごと5科目分が収まった。
ほかに教科書とか自分で付けたノートとか。

せっかく勉強したのに、あいだが空くと忘れてしまう。
パソコンソフトの使い方も含めて、
今年度やったことと継続性のある仕事を希望……

プリントの中に「せんだい●●メディア」
というのがあって、ああここもきっと被災したに違いない、
とラジオを聴きながら思った。

2011/3/28 月曜日

マザーグース学会関東支部例会@下北沢

都内に出たのは久しぶりである。
震災後も初めてだ。

震災から2週間過ぎて、何か変化があるのかなと思ったが、
目に耳にした範囲では、いつもと同じ下北沢の風景だった。

3月に入ってから(これこの記事)、レジュメのとりまとめに苦心していたが、
当日になってレジュメの印刷がうまくいかず、
家人の助けを借りる。

先日までの学校の仕事での助けは、
仕事だったので助けを求めてもすぐやってくれたのだけど、
個人的なこととなると、とたんにめんどくさがる。
前からのことですけど。

本などを持参するために、がらがら引っ張る旅行用カートを
持って行った。

みなさんに配るレジュメのコピーは開催場所の北沢タウンホールで。
節電のため、使う時だけ係員に申し出てスイッチを入れてもらう方式。

参加者は全部で7名。3月末にしては多めだと思う。
勉強会の担当で出席したのはわたしだけ。

今回の歌は下記の通り。
Poor old Robinson Crusoe !
Poor old Robinson Crusoe !
They made him a coat,
Of an old nanny goat,
I wonder how they could do so !
With a ring a ting tang,
And a ring a ting tang,
Poor old Robinson Crusoe

かわいそうにロビンソン・クルーソーったら!
かわいそうにロビンソン・クルーソーったら!
じぶんでうわぎをつくったよ
ばあさんやぎのけがわでね
 なんてきようなひとだろう!
リンリン チリリン ガンガラガン
もひとつ リンリン チリリンガン
 かわいそうにロビンソン・クルーソーったら!
(谷川俊太郎・訳。講談社文庫版『マザーグース』第2巻p.76)

デフォーの有名な『ロビンソン・クルーソー』、
借りてきた本(岩波文庫版)に全部目を通す余裕はなかったけど、
服を作るところはコピーした。
上の谷川訳に付いている和田誠の絵は、
針を持って縫い物をしているロビンソン・クルーソーである(笑)。

英国で出ているマザーグースの歴史的な辞書に
関連の歌が出ていたので
(芝居仕立ての『ロビンソン・クルーソー』の中で唄われたとのこと)
自分で試訳してみた。
特にご意見は出なかったので、問題はなかったもよう。

勉強会関係以外に、
英国スコットランドHANTEL社製、
マザーグースやアリスのミニチュアフィギュアをひとそろい持参。

毎度、「わたしが持ってる物の中で一番価値が高い」
と冗談を言ってるんですが、
それだけのことはあります。
ぜんぶ手作りで、手で塗っているのだから。
初めて観る人が感激して、写メを撮っていた。

日本でのネットショップがありましたのでご参考までに。
住所を見ると、前にわたしが三越の英国展で手に入れたのと
同じ輸入雑貨ショップのようです。

本家スコットランドのハンテル社もサイト作ってます
2006年までのが載っていました。
毎年新作を出しているはずなので、
英国にお住まいの方だったら直接訪ねた方が早いかも。

ネットで連絡は取れるのだけど、
細かい話は顔を見てすると話しやすいことがわかった。
連絡事項がいくつかあったので確認し、
あとはわたしの方で手続きをする。

次の仕事はまだ決まっていないので、
体が楽で頭が働くうちにいろいろやってしまおう。

2011/3/27 日曜日

何度やっても慣れないもの

Filed under: 日記 — ぱぐ @ 7:43:25

お見合いは30回以上やったと思いますが、
最後まで慣れなかったなあ(笑)。

面接も何十回もやってると思いますが、やっぱり慣れません。

口からすらすら自分をアピールする言葉が出てくる人を
驚異的に見てるんだから、
その時点でもうなんか引いてしまっているわけですが、
しょうがないよね、そういう性格なんだから。

去年の今ごろは、思いがけず急きょ決まった仕事のために
あわててコンピュータソフトの予習をしていたわけですが、
この春からもそんな感じになるのかしら……?

2011/3/26 土曜日

せんせい、と呼ばれた一年間

Filed under: 日記 — ぱぐ @ 8:32:57

きのうで一年間の学校(小学校)での勤務が終わった。

母校(中高女子一貫校)の国語の教員になりたかったのだけど、
思い入れが強すぎて??
ならずに早20数年、
まさか40過ぎて
学校で働くことになるとは思わなかった。

わたしはコンピュータに特化した「せんせい」だった。
正規の教職員でなくても、
子どもたちにとっては
「せんせい」である。

授業では担任の補佐をする。
コンピュータを扱い慣れている先生のときは、
実はちょっと安心していた(^^;)。

授業中にあっちこっちから
「○○せんせい!」
と声が掛かると、
すっ飛んでいって
何を訊かれているのか
耳を傾ける。

中には寄ってきて肩を叩いてくる子もいる。

わかりやすく伝えるのになかなか苦労した。
こっちがわかっていても、
それを伝えるのはまた別問題なので。

そういえば、自分を名乗るのに
「せんせいは……」とは
結局一回も言わなかったな。
なんか照れがあってだめなんです(笑)。

どういうタイミングで子どもに声を掛けると
スムーズに伝わるのか、
実際に授業に立ち会って
あれこれ観察?したことは
とても勉強になりました。
こればかりは本でいくら読んでもわかりません。

いつも同じような調子だと、
またか、になっちゃうので、
基本は穏やかに、
しかし、
これだけは言いたい!
という時は強めに。

単なる結果の善し悪しじゃなくて
こどもがわかる範囲で明快に説明する。

というのがいちばんよかったと思える。

わかった!
となれば
あとは自分で進めることができます。

せんせいは最初の一歩の手助けですから。
(大人相手でも同じだと思います)

なりゆきで
いろんな業界・職場を経験しましたが、
この一年は働きやすい環境でした。

性格に合っているのでしょうし、
「子どものために何ができるのか」を考えて
動いている職場だからではないかと思います。

人生経験が役に立つ仕事だったのも初めてかなあ。

おいしい給食も楽しみでした。

慣れないうちは励まし、
つまらないことでも質問するとすぐ答えてくれた
事務方の2人に特に感謝したいと思います。

さて、次はどうなるのでしょうか。
また一歩進もう。

2011/3/25 金曜日

見直しのチャンス?

Filed under: 日記 — ぱぐ @ 7:19:18

計画停電がない、とわかっていても
まっすぐ帰ってくる習慣が付いた。

きのうは整骨院に寄らず。
今日の仕事最終日の納め会がなくなったので
帰りに寄ることとしよう。

もともとわたしは人と同じようにできない方なのだけど、
こういう、世の中に不安が満ちている時は
人の逆を行った方がいい気がする。

むろん、自分の判断で。
(人の意見で右往左往して、
ぶーぶー文句を言うのはちょっとねえ……
なんでも人のせいにしちゃいそうだ)

どーんと大きく影響を受けた時は、
自分の今までの生活リズムや
何を優先して考えたらいいか
というようなことを改めて考え直して
それを替える機会にもなる。

なんとなく習慣でやっていたけど、
考えてみたら要らないや、ということあります。

例えばエアコンをつけなければ、
のどがやられなくて加湿器は不要。
冷え性が改善できるかもしれない
(着るものや食べ物で根本的に治す)。

室外機による夏のヒートアイランド現象が減って
猛暑が避けられるなんてことにもなるかも。

わたしの場合、今までは仕事がしょっちゅう変わったので
それに合わせて肉体&精神疲労の影響で
毎回、生活時間帯や体が要求する食べ物が違った。

呑まずにいられないとか、
誰かに聴いてもらって対処法のヒントをもらうとか、
まあいろいろありましたね。

何が来てもこわくない……
という心境には至りませんけど……(笑)

この先はなるべく仕事の希望先を絞って
自分に合うものを探りながら行きたい
と思っているのですが、

さてどうなることやら。

今日は片付けもあるし、
最後まで持ち越している頼まれものが
どこまでできるかなぁ。
時間の許す限り取り組みます。

2011/3/24 木曜日

8ヶ月ぶりに整骨院へ

3月初めから次の仕事探しのことを考えはじめ、
11日に地震が起こり、
よく眠れなかったり、
書類作りをうちでパソコン使ってやらなきゃいけなかったりで
肩こりが自覚できるくらいになってきた。

で、8ヶ月ぶりに整骨院へ行った。

整骨院も地震の影響を受けていて、
計画停電の時間はぱたっと患者さんが来ないし、
通うのをやめた人もいるとのこと。
整体師が患者より多い状態なので、
交替でお休み取ってるんだそうだ。

担当のUさんはちょうど交替休みの日だった。
ドラゴンズファン同士なので、
セ・リーグの開幕決定はおかしくないですか??
という議論でもするかなと思っていたのだけど、
この次に(一回では済まないくらい首・肩・背中が張っていた)。

前にもやってもらったことのある、
若い整体師にやってもらう。
計画停電の話や、
都内の古いビルは大地震のとき耐えられるんだろうか、
などなど。

仕事はまた有休をもらってお休み。
あと2日間でこの仕事が終わる。

いろいろ用事を済ませ、
忘れないうちに宮城県塩竃市の「浦霞」純米酒を調達。

仙台在住の従姉妹たちの無事を祝って一献傾ける。

なぜ純米酒にしたかというと、
「鹽竃<しほがま>の浦の松風霞むなり
八十島<やそしま>かけて春や立つらん」
という源実朝の歌が載っていたから。
この歌が「浦霞」の由来なのだ。

前にも見たことあると思うけど、書き付けておく。

わたしは古今和歌集の歌が好きなので、
万葉集張りの歌を詠んだ実朝の歌については詳しくないが、
この歌は古今集っぽい感じもありますね。

そうそう、呑んでいるついでに書いておくと、
わたしが「母校」と書いている中学高校の在学当時の校長
(故人)は石巻の出身である。
他にも何人か同郷の先生がいるはず。

学生時代、親友と初めて泊まりがけの旅行をしたのが
仙台・石巻・小岩井農場・花巻・盛岡などの
東北旅行だった。

石巻では従姉妹が一人暮らしを始めたところだったので、
お客さま扱いしないで泊めてもらったのである。

2011/3/23 水曜日

受け取る側の判断力が問われる

(上の写真を羊歯<しだ>に替えました)

いつも酒売場に寄らないので、
東北のお酒(浦霞か出羽桜がいいなあと思っていた)を
調達するのを忘れてしまったー。不覚。

お茶で従姉妹一家+その両親の無事を乾杯する。

きのうは雨。
バスは当分休日ダイヤで走るということなので
かなり早めに出たらすいていて、
もう一本乗り継ぎするところで待つ羽目に。

コーヒーを飲んで時間をつぶしていたら、
となりにいた同年配と思われる女性に話しかけられる。
やはり早めに出てきて、時間をつぶしているとのこと。

地震の日は夜に3時間、動くことができなかったという。
さいわい、暖かい場所に入ることができたそうだが。

うちは洗濯を3日にいっぺんくらいにしよう、
と話してるんですよ、
と言ったら、同じようなことをしているとのこと。
家族の多い人はそうは言っても量が多くなるのだろうけど。

30分ばかり、よもやま話をして別れたのであった。

職場では、コンピュータを使わない人から
計画停電についての情報探索を頼まれる。
今回のことで、自分でもすこし使えるようにしようと
思ったとのこと。

最近はテレビでも
「詳しいことはホームページに載っています」
とか言いますからね。
ある程度は自分で情報を取りに行くことも必要なのかと。

まあでも、この間も書いたけど、
情報が玉石混淆で、
公式情報の他に、
個人の感想や憶測がブログやツイッターで書かれていて
数多く目に入ってくるということは、
受け取る側の判断力が問われるということですね。

このへんは子どもたちが検索学習する際、
教員や指導者の要注意点にもなりそうだ。

3月11日に善意のつもりでデマを再拡散してしまい、
あとで猛反省したわたし自身にもいえるのですが。

2011/3/22 火曜日

従姉妹たちの無事を確認

Filed under: 食べたり飲んだり,日記,旅行 — ぱぐ @ 6:28:04

昨晩、仙台に住む従姉妹一家とその両親が無事との知らせが
もたらされてほっとする。

ほんとに近しい親族とは言えないので、
むやみに電話を掛けるのは遠慮していた。

ネットでの登録系を中心に探していたのだけど
機械が苦手な人たちであることは
何年か前、家人と仙台に行った時にわかったので
アナログ的に無事なのかな、
そうだったらいいなと思っていた。

何ヶ月か経ってすこし落ち着いたら
電話するか手紙書くかしよう。

今晩はささやかに乾杯しようかな。
どこかで東北のお酒を調達してきて。

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