クリスティー展覧会と松丸本舗初体験
整骨院に行ったあと、
有楽町の東京国際フォーラム内、相田みつを美術館にて
「アガサ・クリスティー展 ~ミステリーの女王 その軌跡~」
を観る。
こぢんまりした会場で順路が行ったり来たりしたり、
グッズショップがえらく狭くて後ろからのぞかないと
いけなかったりしたが、展示内容は面白かった。
『アガサ・クリスティーの秘密ノート』上下、
(ハヤカワアガサ・クリスティー文庫)
の元になったノートが展示されていた。
引っ越しのために研究者が整理していた時に発見されたそうで、
そういう機会がなかったら埋もれたままだったかもしれない。
作家の家族は、原稿の中味までは読まなかったりしますからね。
ジョン・ギーグルウッドという有名なシェイクスピア俳優からの
手紙があった。ああいう便箋って特別なあつらえなんでしょうか、
自分の住所が印刷されたものだった。
そのあと、地下を通って、丸の内オアゾの丸善内
松丸本舗へ(迷子になって3回も道を尋ねた(笑)。
丸善の4階の一部で、丸善と松岡正剛氏が
組んで作っている本屋である。
テーマごとにいろんな本が組み合わさっておいてあるのだけど、
横向きのが多いのが面白い。
編集学校の[守](基礎コース)の師範代(先生)だった
Kさんがここのブックショップエディターをしている。
現在は師範といって、2つの教室をまとめる係。
師範をやっていると、一日に100通以上メールが来るという
おそろしいことになるらしい。
わたしはまだ[破](応用コース)も挫折して終えていないので
先生になるのは当分無理だけれど、
今の仕事をやっていて師範代をこなすのは
とてもムリだという気がした。
Kさんはわたしがお世話になったクラスが初師範代だったのだが、
とても面倒見のいい方で、
かなりの人が無事最後までこぎつけた。
前回の冬眠中は心配していただき、
励ましのメールがとてもありがたかった。
きのうはお店に行ってから帰りの電車の中まで
6時間くらい(!)しゃべりっぱなしだったのだが、
本を目の前にしてその話やら、
近況やら、
学生時代のはなしやら、
まあいろいろ。
楽しかった。
買った本は一冊。
前に乱れ読み記で取りあげた
狩野美智子『野上弥生子とその時代』(ゆまに書房、2009)。
東京駅までが遠くてなかなか伺えませんが、
また寄らせていただきますね。
お仕事中おじゃましてすみませんでした>K師範