メアリー・ポピンズのような?
にっしゅさんのブログに
「……わたしはやっと「先生」と呼ばれることに
慣れてきました。
補佐とはいえ決して甘くはないので、
子供たちあまく見るなよ~(笑)と
いうところです。」
というコメントを書いたところ、
「……ぱぐ先生、なかなか厳しそうですね♪
ちょっとメアリー・ポピンズみたいなのかなーなんて想像してます。」
というお返事をいただきました。
メアリー・ポピンズ!
本は中高生のころでしょうか、
すこし大きくなってから読んだような気がします。
中1の音楽の時間に
「サウンド・オブ・ミュージック」を初めて見て、
それ以降ジュリー・アンドリュースのファンなんですが、
ディズニーが作った映画「メアリー・ポピンズ」
(ジュリーの映画初出演にして初主役。
これでアカデミー主演女優賞獲得。
わたしが生まれた年に日本公開!)を
初めて見たのはいつだったかあ。
スクリーンで観た覚えはないのでテレビ放送だけだと思いますが、
公園で鳩にえさをやるという歌
<2ペンスを鳩に(Feed the Birds)> が物悲しくて好きです。
けっこうキビシイんですよね、メアリー・ポピンズは。
めったに笑顔を見せないし、何かする時に説明してくれない。
あの家のこどもたちは厳しい父親と
女性参政権に夢中でナニー任せな母親という環境で育っているので、
そこを見越しているのかもしれませんが。
最後もお別れを言わず風船に乗って飛んでいってしまうし。
まあ、教育なんてのはすぐ成果の出るものじゃないので、
何十年か経って、
「そういえば、あの時、先生があんなこと言ってたな」
と思い出してくれればいいんじゃないかなぁ。
大人になってはじめてわかることって、いっぱいあると思うんですよ。
当たり前だと思ってたことが、ちっとも当たり前じゃないとか、
それは準備してくれた人がいて成り立っていたんだとか。
内田樹さんが前にこんなことを書いていました。
私は「卒後教育」ということをつねづね申し上げているけれど、
学校教育というものは卒業したら「おしまい」というものではない。
卒業したあとも教育は続く。
卒業時点での成績だの資格だの免状だのスコアだので教育効果を
測定することはできない。
卒業生たちが臨終の床において「ああ幸福な人生だったなあ」と
振り返ることができるようになるためには、卒業後の自己教育が
不可欠である。
この続きもなかなかいいことが書いてあるので、
読みたい方は「卒後教育の要件」へ。