松原未知子さんの文章術
歌人の松原未知子さんの文章が大好きである。
旧仮名遣いに合うおっとりした口調ながら、
ときどき混じるべらんめえが
絶妙に効いている。
歌人のみなさんと大々的にお付き合いがあったのは、
マラソン・リーディング(通称マラリー)という、
歌人俳人詩人が自分の持ち時間を使って、
何かしらパフォーマンスを見せるという
催しが毎年開かれていたころのことである。
わたしはただの観客として何回か席に座り、
「歌人というのはどういう人々なのか」
という大胆不敵な(?)観察記を書いたことがある。
人数が多いし好き嫌いもございますから(笑)、
一言でまとめるのにえらい苦労しました。
今なら背中に激痛走るから、できないでしょう(笑)。
歌人観察記に興味のある方は右バーの「ぱぐのだらだらさろん」
から「だらだら日記」に入り、「マラソン・リーディング」で
検索を掛けてください。
この「天衣無縫」にもあります。同じく「マラソン・リーディング」
で検索すれば出てきます。
松原さんはその時参加されていて、
あんまりお話ししたことはなかったのだが、
ネット日記はそのころから大ファンだった。
回文もやっておられます。
最近「けるぼる日記」が再開されて、
あの文章をまた愉しめるのを喜んでいます。
それと、けるぼる日記の余波として(?)、
ネットのアンティーク・カフェオレボウル・ブティック
「Quelbol?」(ける・ぼる)を4月1日に立ち上げられました。
わたしはうっとり眺めているだけですが、
お好きな方はぜひ。
4月中ならお買い得品もあるみたい。
*歌人なのに歌を一首も引用しないのは
おかしくないか?と思って探しましたが、
うまく出てきませんでした。
申し訳ありません、松原さん。
短歌、回文歌、脚韻歌、ソネット、散文詩で構成された
『潮だまり』(北塔舎、2004)という本が出ているそうです。
ご注文は松原さんのサイト「むづかしいデリカシイ」から
ご本人さま宛にお申し込みを。
そのうち貯金できましたら(いつのことやら)、手に取ってみたい。