学海余滴をたのしむ
好きな勉強しか
してこなかったので、
数式とか化学記号はさっぱり覚えていないが、
歴史の流れなんかは、かなりわかるつもり。
小学生くらいから知識誇りの傾向はあったと思うけど、
大学生の時が生意気の絶頂だったんじゃないかなあ(笑)。
母校の教員になることばっかり考えてたから、
いい研究してる教授でも、
お経みたいな棒読みだと、
あっという間に睡眠タイムに突入(笑)。
読みたい本を読んでる方が身に付くと思っていた。
実際、そのころ読んだ本はアタマに残ってます。
母校の国語科教員には
とうとうなりませんでした。
転身するチャンスがなかったわけじゃないけど、
思いが強すぎて踏み出せなかったかな……
視点がユニーク過ぎて、
国文科の学生としては
どうも通用しないらしいと思ったし、
成績を取るための勉強というのが
どうにも性に合わない。
きらいな文章は読めないしね。
で、学問への道もムリ。
ただ(と、力みます(笑)。
経歴を見ただけではわからないでしょうが、
(ほとんど関係のない仕事が多かった。
某学会の事務方と
学者への奨励金事務仕事は務めたことあり)
仕事としてやったことがない分、
学問に対する尊敬、憧れは持ち続けてるつもりです。
英語の読み書きが大のニガテなのに(^^;)、
マザーグース学会に関わっていこう
という気持が続いているのは、
学問の雰囲気が好きなのでしょうね。
学者の方々は質問すれば喜んで答えてくれますし。
「マザーグース研究会」
という名前で始まったこの学会は
今でも同好会的な雰囲気がありますし、
専攻外でも、
職業的な肩書きがなくても大丈夫、という
気楽さがあります。
学者の書いた一般向きの、
内容は学問に関する読みものが好きで
けっこう読んでます。
カシコクなった気がするし(笑)、
ほんとにアタマのいい人が書いたものは
むずかしい内容でも
読ませますから。
今そういうので熱心に読んでるのは、
高橋哲雄の本です。
もともと英国経済学が専門の学者ですが、
凝り性と好奇心を生かして
仕込みがしっかりした、
読みものをいくつも書いてます。
学海余滴(がっかいよてき)、
というんだそうです、そういうのを。