2008/10/1 水曜日

最近読んでいる本

Filed under: 未分類 — ぱぐ @ 7:22:53

雨が続いて図書館に行けないので、ウチにある本を読み返してます。
シーツと自分の服を冬物に替えました。
学校の制服は今日から衣替えになるのかな?

手元にあるのは読み応えあり、と思って残したものなので、こちらの物の見方が変わったり、違う本から情報貰ったりして読み返すと、ははーんと思ったりしておもしろい。
ほんとに読み応えのある本は、何度でも楽しめるものなのです。

*三木卓『北原白秋』(筑摩書房、2005)

六本木に行ったとき、帰りに読むものを探して買った。
白秋は詩人としての幅が広い。
短歌から始まって、自由詩、童謡、マザーグースの訳、などなど、俳句は詠んでないと思うが「詩」の範囲になるものはなんでもござれの詩人。しかもそのレベルがみんな高い。
マザーグースのことが何か書いてないかと思って読み始めたのだが、筆者が自由詩の詩人であるせいか、詩が中心になっている。
九州は柳川の生家跡にある記念館を訪ねたことあり。

*ジェームス・ヒルトン『チップス先生、さようなら』(新潮文庫、1956)

これと小豆島の小学校の先生を描く壺井栄の『二十四の瞳』(新潮文庫、1957)が大好きで、母校愛の強かったわたしは母校の国語教員になろうと思っていた。大学がもっと自分に合うところで納得した学生時代を送れていたら実現できただろうか……

ヒルトンのは、イギリスのパブリック・スクールでラテン語(日本で言えば漢文)を教えていた老教師が教員生活を回想する話。1848年生まれで1933年に死ぬ設定だから19世紀半ばから20世紀前半、ヴィクトリア女王の時代からヒトラー登場くらいまで、大英帝国の最盛期を生きたことになります。
ドリトル先生シリーズが一番の愛読書だった子どもの時から英国好きなんですが、ここでは洒落がふんだんに出て来るのが好き。ラテン語もどきの英語なんてのもあって笑えます。「チップス」というのもあだ名で(細長いポテトフライのこと。付け合わせに使う)、本当はチッピングという。
ローマ帝国の言葉だったラテン語が、その後のヨーロッパ諸国にどう影響したかは塩野七生の『ローマ人の物語』などで教えて貰いました。
神谷美恵子はラテン語もできたんだったっけ?聖書で使うから知ってるか。
ピーター・オトゥール主演で映画にもなってますね(DVDはないみたい?)

*丸谷才一『輝く日の宮』(講談社、2003)

先日源氏物語の関連本で紹介しましたけど、古典関係のところがおもしろいのは別として、主人公・杉安佐子の恋人、長良豊がわたしは好きなんです。水関係の仕事で世界のあちこちに行く男が、国文学の研究者から作家になりそうな女と、学問的な(?)会話ができるのがいいなあ、と思って。

今日は丸谷氏の講演を聴きに行ってきます@世田谷文学館。
生のは抽選にはずれ、直後に行われるビデオ講演会の方。事前に挨拶あり。
一度「國華」という1889年に岡倉天心の肝いりで発刊された美術雑誌の記念講演を聴きに行ったことがある。出雲の阿国のことでした。
今日のは源氏物語に関係すること。お題は「紫の色濃き時」。洒落てる~

……
<きのうの夕飯>
家人は仕事の打ち合わせでまた外出。
帰りが遅かったので、一人で食べる。
豚汁、つるむらさきのおひたし(かつぶしといり胡麻をふり、ぽん酢)、お茶。

寒くなってきたので得意の(?笑)鍋の季節ですねえ。旧作より。
<「今晩も鍋?」と言いつつ二合炊き空(から)になるまで食べるひとあり>

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