カモカのおっちゃん
きのうは家人の誕生日。本人は別にめでたくもなさそうな顔をしているが(笑)、いちおう朝、「おめでとう」と言うと、むにゃむにゃ答えた。
我が家はどんどん儀礼的なことから離れていて、決まった贈り物は夏に弟のところへビールとかを送るだけ。今年は秋口になってからウィスキーを送った。あちらからは年末に蟹なんかを送ってくる(前、札幌にいたことがあったので)。
誕生日になにかプレゼント交換するなんてこと、ここしばらくやっていませんね。外食するときにおごるくらいかしら。家人はこのあいだ、この辺ではちょっと知られたケーキ屋でお茶してみたい、とか言っていたが、今日用事があって前を通ったら定休日だった。
気にかかることがあってブログのネタがうまく決まらない。これで書かなくなるとまた復活するまで時間がかかりそうなので、書く練習のためにも続けたいところ。
読む物は聖書関係は後回しにして、野村胡堂夫人ハナの伝記に戻った。胡堂とは初恋を実らせた同士なのだそうで、なるほどそれならお互いを大事にするはずだ。神谷さんがこの家にうれしそうに出入りしたというのもわかる気がする。
読みかけをあれこれ抱えているがさらに一冊、スイカの残りを使うために田辺聖子『女の居酒屋』(文春文庫)を買った。カモカのおっちゃんシリーズ、ドラマの「芋たこなんきん」では知っていたけど、読むのは初めて。こういう調子ならブログにも生かせそうだ、と思う。会話を入れるってのはけっこういいかも。自分の考えを追っているだけだと、どうも辛気くさくなっていけない。書いていて自分でだんだんいやになってくる。
鎌田敏夫の『恋愛会話』『恋愛映画』(新潮文庫)というシリーズが好きなのだが、あれは男女の会話だけで話が進んでゆく、手練れの脚本家ならではのしゃれた趣向です。
本日の会話より
「車って何であんなに高いんだろうねえ」
「そうだよね。いろんな機能要らないからシンプルなのがいいな」
「じゃあ、君の車は3つの車輪で動くやつになりました」
「あははは、三輪車かい」
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パスモに切り替えて定期を買おうと思ったら機械が点検中。窓口では買えないんだそうだ。不便ですねえ。