辞書あれこれ・その4 これでおしまい
最近は書きためたものから選んでアップしているのですが、ネタ切れの時に取っておいたこのシリーズを終わらせることにします。続けて読んでいる読者がどれだけいるのかわかりませんが。
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本棚の奥をよく探ってみると、まだ出てきた(笑)。
クラウンのあと愛用するようになった研究社の新英和中辞典と同じく新和英中辞典。すこし前のものだから今は新しいのが出ているだろう。わりときれいだからそんなに使わなかったのかな。
それに一代前の黄色い表紙の角川ポケット版日本史辞典。昭和49(1974)年に発行された第2版。ロッキード事件のことがちゃんと載ってないな、と思った覚えがある。
今使っている最新版は1996(平成8)年発行なので、年表にその後の年を書き足して使っています。西暦と平成の換算がどうもすっと出てこないので。横に自分の満年齢も書いてある(^^;)。
『日本女性人名辞典』(日本図書センター)は斎宮のことを調べるのに使えると思ったのではなかったか。1998年刊行。念のため<神谷美恵子>を引いてみるとちゃんと載っていた。人物もその時点の紹介としてはよく描けている。
この辞典の特徴は紳士録ならぬ淑女録(笑)みたいなものにはなっていなくて、織物の発明者も遊女も、加賀の千代女より無名の俳人も、地元で語り継がれた悲恋物語の主人公もみんな入っていること。目に付く限りの資料から拾ってきたのだろう。ここからさらに発掘や研究が進んでほしい、というのが編者の願いだ、と書いてある。
(以上でおしまい)
以下、自己リンクです。
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