2007/9/10 月曜日

好きな司馬遼太郎の作品3つ

Filed under: 未分類 — ぱぐ @ 7:34:53

1.『燃えよ剣』上下(新潮文庫)
なんといってもこれが司馬遼太郎に、はまった第一作。中1か中2の時。
わたしの実家は調布なのだけど、調布育ちの近藤勇、日野育ちの土方歳三、喧嘩場所は分倍河原、とよく現地のことを調べてあって感心する。主人公土方の男っぷりのかっこいいことはもちろん、沖田総司との組み合わせもいい。下手な俳句をひねるところが笑えるのだけど、そんな批判しちゃっていいのかな、と当時はまじめだった(笑)国語の生徒は思った。

公刊された司馬作品はエッセイなども含めその後ほとんど読んでますが、おもしろさではこれに勝るものはありません。あとから知ると物語作家としていちばん油の乗りきっていた時期だとのこと。いいものから読み始めたことになる。

歴史と文学の関係について考えるきっかけにもなった。わたしは小説の司馬作品はフィクションとして楽しむことにしている。

2.『新撰組血風録』(角川文庫)
同じく新撰組を題材にした連作短編集。耳の穴の中を水で洗うのが好きな篠原泰之進という男が好きだなあ。これ、司馬作品をごっそり借りていった友達が返してくれない本のひとつで手元にありません。ひとに本を「貸す」もんじゃないね、あげるつもりでいないと。今でも「返せ~」と思っているぞ、まおさん。

1と2がテレビドラマになったことは知ってますが、リアルタイムでは観られなかったし(←血風録はわたしが生まれた年の作品だ)ケーブルテレビの放送でもちゃんと観ていない。「はぐれ刑事純情派」の課長役が血風録で沖田総司を演じた島田順司と知った時は、えっ?あのいやみったらしい課長役がはまってるのになぁと不思議な感覚で観ていた。

それと、大河ドラマの「新撰組!」(三谷幸喜)は、自分の中の土方歳三像がばっちり固まっているので観たいと思わず、一回も観なかった。

3.『ひとびとの跫音』上下(中公文庫)
正岡子規の死後、妹の律の養子に入った正岡忠三郎(子規には従兄弟に当たる)を中心とした、その周辺のひとびとについて書いたもの。みんな人生の達人なのがみそ。ジャンルとしてはエッセイかなあ。忠三郎とは司馬自身も交流があったので、ほかの作品と違い、登場人物に距離感がちかい。
実在の人物を書くのにこういう手もあるか、と思った。

###
司馬遼太郎を読み始める前から書くことは好きだったのだけど、読み始めてからは圧倒的に影響を受けたので、文体や題材、人物の描写方法、余談の混ぜ方、考え方など、かなり近いものがあると思う。

HTML convert time: 0.308 sec. Powered by WordPress ME