2011/4/18 月曜日

松岡正剛さんの声のトーン(6)

当然のことかもしれないけど、
松岡正剛さんと話をしたい人はたくさんいた。
師範や師範代はおなじみでしょうけど、
学衆も。

わたしは去年の夏休みに図書館で借りてきて
読破した小西甚一の『日本文藝史』(講談社、全5巻)
の話をしようと思って、順番待ちをした。

(読んだ感想などについてはあたりの記事をご覧下さい)

本の話がパッと通じる相手って、編集学校みたいな
ところでもそうはいません。
ある程度の深さのことがわかるには、
かなりの範囲の本を読んでないといけないわけですから。

あれを超える日本の文芸史の本はなかなかないということ、
三島あたりで終わっているけどあの続きがどうなるか読みたいんですが、
ということ。
ドナルド・キーンが日本国籍を取ってこのさき永住する話。
キーンさんの日本文学史はまだ読んでないんですけど、
小西のとはまただいぶ違うんでしょうか、と訊くと
取り上げ方がだいぶ違うとのこと。

残念ながらそのへんでほかの人に話しかけられたので
終わってしまったのですが、手応えを感じて満足しました。

この次機会があったら、今度は神谷さんの話をしてみたい。

師範・師範代・ほかスタッフへの慰労顕彰のあと
(松岡さんからその人のために選んだ本や書を書いた色紙などが
贈られます)
立食パーティとなり、
最後の松岡さんの挨拶の〆は
「いろはにほへと」に節を付けて唄うというもの。

全員で写真を撮って(狭くて人数が多いので調整に手間取る)
お開きとなりました。

わたしは[破]のみなさんに挨拶したあと、
T師範にもう一回挨拶に行って帰途につきました。
(おわり)

2011/4/5 火曜日

震災後に読んだ本、神谷さんのこと

新しい本を読むより、愛読書を読み返したい気分になっている。

震災のあとに読み返した本。

塩野七生『男たちへ』(文春文庫、1993)
同上    『再び男たちへ』(同上、1994)
村上春樹『少年カフカ』(新潮社、2003)
石川淳・丸谷才一・杉本秀太郎・大岡信『浅酌歌仙』(集英社、1988)
丸谷才一『新々百人一首』(新潮社、1999)
夏目漱石『坊っちゃん』(新潮文庫、雑誌の初出は1906)

そして実に久しぶりなのだけど、
神谷美恵子の本(みすず書房・神谷美恵子コレクション)

ツイッターで伊東乾(@itokenstein)氏という
作曲家&指揮者&作家(作品はぜんぜん知りません。あしからず)
が神谷さんのことをつぶやいていたので触発された。

(結果としての経歴を見るとそういう風になりますか?)

と思ったのでちょっと意見を述べておいたが
先方はどう思ったかわからない。

@itokenstein Ken ITO 伊東 乾
日頃芸術を営む人が、戦争や災害の際に別のさまざまな形で役立つ努力をするのは決して珍し い事ではありません。逆に平時でも哲学者フーコーの訳者で知られる神谷美恵子さんはハンセン病患者治療に生涯を捧げた精神科医でもあり、多くの著作でも知 られます。文化人やアーチストは今真価を問われる訳で(3月26日)
@pa55gu ぱぐ 東京都東村山市
itokenstein こんばんは。神谷さんにとっては、ハンセン病患者に関わることは医師になるきっかけでもあり、ずっと念願だったので、平時とか非常時とかという意識はあまりなかったと思います。(3月26日)
@itokenstein Ken ITO 伊東 乾
@pa55gu 神谷さんが医師になられたのは太平洋戦争中、というのは、お父さんの当時の立場(特高に目をつけられていたわけで)を考えても無関係ではないような印象を持っています。それはフーコーとの共感などにも通じるものがあるような気がしていました。
(3月26日)
@pa55gu ぱぐ@東京都東村山市
@itokenstein 結果的には戦争中に日本の医師になっていますが、医師の勉強を始めたのはアメリカ滞在中のことですよね。戦争が始まって帰国してから日本の医師の学校に入ったので。お父さんの立場は神谷さんを考える時はずせないところではありますが。

(3月27日)

結果からだけ見ると、神谷さんがいろいろ悩んで生涯を送ったことが見えてこない。

伝記もどき、書けるかどうかわからないけれど、わたしが書くならそのへんをしっかり書きたいものです。

2011/3/30 水曜日

昨日詠んだ歌

Filed under: 俳句・連歌・短歌,日記 — ぱぐ @ 6:46:51

@pa55gu なゐ振れど春は来にけり卯の年の一年生を待つ桜かな(春)
QT @kurotoracchi : 境目がわからないほど溶け合って君を忘れる春になります(春) #ichigotsumi

「なゐ」は地震のこと。
「なゐ振る」「なゐ寄る」で地震が起こるの意味。

2011/3/24 木曜日

8ヶ月ぶりに整骨院へ

3月初めから次の仕事探しのことを考えはじめ、
11日に地震が起こり、
よく眠れなかったり、
書類作りをうちでパソコン使ってやらなきゃいけなかったりで
肩こりが自覚できるくらいになってきた。

で、8ヶ月ぶりに整骨院へ行った。

整骨院も地震の影響を受けていて、
計画停電の時間はぱたっと患者さんが来ないし、
通うのをやめた人もいるとのこと。
整体師が患者より多い状態なので、
交替でお休み取ってるんだそうだ。

担当のUさんはちょうど交替休みの日だった。
ドラゴンズファン同士なので、
セ・リーグの開幕決定はおかしくないですか??
という議論でもするかなと思っていたのだけど、
この次に(一回では済まないくらい首・肩・背中が張っていた)。

前にもやってもらったことのある、
若い整体師にやってもらう。
計画停電の話や、
都内の古いビルは大地震のとき耐えられるんだろうか、
などなど。

仕事はまた有休をもらってお休み。
あと2日間でこの仕事が終わる。

いろいろ用事を済ませ、
忘れないうちに宮城県塩竃市の「浦霞」純米酒を調達。

仙台在住の従姉妹たちの無事を祝って一献傾ける。

なぜ純米酒にしたかというと、
「鹽竃<しほがま>の浦の松風霞むなり
八十島<やそしま>かけて春や立つらん」
という源実朝の歌が載っていたから。
この歌が「浦霞」の由来なのだ。

前にも見たことあると思うけど、書き付けておく。

わたしは古今和歌集の歌が好きなので、
万葉集張りの歌を詠んだ実朝の歌については詳しくないが、
この歌は古今集っぽい感じもありますね。

そうそう、呑んでいるついでに書いておくと、
わたしが「母校」と書いている中学高校の在学当時の校長
(故人)は石巻の出身である。
他にも何人か同郷の先生がいるはず。

学生時代、親友と初めて泊まりがけの旅行をしたのが
仙台・石巻・小岩井農場・花巻・盛岡などの
東北旅行だった。

石巻では従姉妹が一人暮らしを始めたところだったので、
お客さま扱いしないで泊めてもらったのである。

2011/3/21 月曜日

ときどきパソコン・ケータイ拒否症の余波

基本的にケータイが好きじゃなくて、
用事が終わってからすぐまた掛けてくるような人には
家の電話にお願いします、と言ってある。
(家の電話もなるべく一回で済ませてほしいんですけど)

今の仕事で言えば
授業中に掛かってきたら出られませんし、
目の前のことでいっぱいだったら
思いっきり不機嫌な応対になりかねない。

暇な人ってそのへんの想像力が足りないんですよね。

仕事のことで掛かってくるのは仕方がない。
派遣会社は基本的にケータイに掛けることにしているらしいから。

調子が悪いときの症状として
パソコン・ケータイ拒否症があります。

根っからのアナログ人間というのが
一番根っこにあるんでしょうが、
なんでなのか自分でもよくわかりません。

変に義理堅いから、すぐ返事できないことを
抱えるのがきつくなるのかなあ?

それで却ってひとさまに義理を欠くことになってるのだけど……

怒濤のメール攻勢もちょっときついな。
だから編集学校の応用コースに二回も挫折したのか??

うーむ、応用コースを通過してからの専門コース、
風韻講座(歌人小池純代さん主宰。定型詩と編集)
受けてみたいのが、
そもそもの動機だったのだけども……

このままでは同じことの繰り返し??

3回目を申しこむ余裕は当分ないけれど。

2010/9/18 土曜日

ツイッター公開、続行中です。

Filed under: 俳句・連歌・短歌,ツイッター,日記 — ぱぐ @ 10:59:13

いちごつみと怪談短歌百物語が続いていますし
(途切れると気になって続きを考える)、
仕事のことはつぶやかないようにしていれば問題ないので、
夏休み明けもツイッター公開しています。

こちらだと、わたしがどんなことつぶやいてるか、
ツイッターをやってない方にもカレンダー式でわかります。
右下の「ホームページ」にも入れました。

平日は朝晩のみ、外出中はネット継続しません。
1日10個くらいで大したことはつぶやいてませんが。

まあでもブログより簡単だからこっちに移行する人が
多そうだなあ。会話もすぐできるし。

2010/8/25 水曜日

いちごつみと短歌百物語の現状一覧

Filed under: 俳句・連歌・短歌,ブログ,ツイッター,日記 — ぱぐ @ 7:48:24

そら(ときどきごま)さんが
ツイッターのいちごつみ
(=一語摘み。前の歌の一語をもらって歌を作る)、
を拾い上げて一覧にしてくださっている

どの歌からでも枝分かれ可なので、横長です。
ケータイでは読めないと思います。
ごめんなさい。
パソコンでも横にスクロールする必要があります。

どんなふうにいちごつみが行われているか、
ご覧ください。

一首から4つに枝分かれしたり、
ひたすら一首ずつ続いたりいろいろです。
興味をお持ちになった方はどうぞご参加ください。

短歌百物語(テーマ:怪談)の方は
主催のなかにしけふこさんが
【1】~【27】までをブログに一覧にしてくださいました。
まだこのあとも続いていますが、
それはまた追ってまとめられるでしょう。

こちらは読んで涼しくなるといいのですが、いかが?(笑)

2010/8/22 日曜日

久しぶりに西荻窪へ

Filed under: 俳句・連歌・短歌,マザーグース,読書,日記 — ぱぐ @ 8:39:13

要らない本とクラシックのCD、DVDを
がらがら引っ張るかばんに入れて
西荻窪に行った。

1年以上経ってるかな。
お目当ては音羽館。
めずらしくスタッフがそろっていて、
店主の広瀬さんもいたみたい。
混んでいたので話はしなかったけれど。

店内をぐるっと見ているうちに査定が済む。
ぼろぼろの本も引き取ってもらえたし、
ブックオフ系に行くよりは良心的な金額だと思う。
小西甚一『俳句の世界』(講談社学術文庫)と
「東京人」2002年4月号<特集 居酒屋で飲む>を入手(アマゾンのリンクになかったので出版元のバックナンバーをリンク)。
川上弘美『センセイの鞄』(新潮文庫)が売れた年で
太田和彦・川本三郎との座談会掲載。

音羽館の隣の「キャロット」は
お昼時にお客さんが並んでいる洋食屋で
いつも気になっているのだが、きのうも2,3人待っていた。
査定を待っている間に休憩時間に入ってしまったので、今回も入れず。
せまいお店みたいなので、
がらがらかばんを持って行ったらじゃまだったろう。
ステーキを食べてみたい。

「旅の本屋のまど」では入手品なし
(今年出た『アガサ・クリスティを訪ねる旅』が定価の倍つけられていて驚く)、

「花鳥風月」では石川淳追悼記念の「すばる」(集英社)
が気になったけど、入手せず。

なんだかふらふらしてきたので(朝から桃とバナナしか食べてなかった)、
「夢飯(むうはん)」へ。
シンガポールの料理、海南(はいなん)チキンライスが食べられるお店で
前に一度入ったことがある。
前と違うメニューにする。
チキンスープで炊いてあるごはんに炒り卵が載っているもの。
スープ付き。
鶏肉が載ってる方がいいな。

「興居島屋(ごごしまや)」という、
店名(松山湾沖にある島の名前から)も
商品(絵本やアート系が多く、マッチのラベルや古い絵はがきなんかも)も
ユニークな古本屋が「なずな屋」という名前に変わっていた。
店員だった女の人が独立してお店を引き継いだので、
今のところは商品もそのままみたいだけれど、
だんだん変わっていくのかなぁ。
前からほしかった
レイモンド・ブリッグス描くマザーグースの絵本があったので入手。
これでだいぶいろいろな歌のイラストがカバーできる。

南口に移って、「ぼぼり」で期間限定、枝豆のアイスを食べる。
「信愛書店」では入手品なし、
「豆の木」で本日のコーヒー「ガテマラ」をホットで。
ブラックで一口飲んでみたらかなり苦かったのでクリームと砂糖入りで。

「ねこの手書店」というのは
店名からしてペットの本だけとかカルト系かと思って
前は入らなかったのだけど、今回初めて入る。
まんがとかアダルト系もけっこうありましたが、渋めの本もあり。
店がけっこう広いからですかね。
金曜のブックリスト交換で挙げていた人がいた
オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』(11世紀ペルシャの詩人の4行詩)が
岩波文庫としてはお安い150円だったので入手。

もうひとつ「東京人」2009年9月号<特集 向田邦子 久世光彦 昭和の東京>
も入手。

いま小西甚一に凝っているので
(実家にあった筑摩詩人選の『宗祇』をもらってきて読んでるところ)、
講談社学術文庫をいろいろ入手しようと思っていたのだけど、
1冊しかありませんでした。

『俳句の世界』は一回読んでるみたいだけど、
また俳句も作りたいと思っていたところなので
参考にしよう。

2010/8/21 土曜日

ブックリストを交換する

というのを、勉強中の作業の一つとしてやった。

自分の読書歴の中から、
<わたしがお勧めする本>をひとり6,7冊書き出し、
書名・作者名・出版社名の下に
お勧めするコメントを1行書く。

手元に参考にするものがなく記憶で書いたので、
書名がはっきりしないとかいくつも出てこない
という人が多かったみたい。

わたしはこうやってブログでしょっちゅう書いているせいも
あるのかもしれないが、巻数とかもそらで書ける。

わたしが書いたのは次の8冊(シリーズも含め)。
ブログ読者のためにアマゾンのリンクを張りました。
シリーズものは最初の1冊だけ。

ドリトル先生シリーズ全13巻 ロフティング・著、井伏鱒二・訳 岩波少年文庫
 動物の言葉を教わって、動物のお医者さんになったドリトル先生。動物の家族たちと繰り広げる冒険物語。

燃えよ剣 上・下 司馬遼太郎・著 新潮文庫
 中1の時初めて司馬遼太郎にはまった小説。新撰組副長・土方歳三のイメージはこれで決まった。

詩のこころを読む 茨木のり子・著 岩波ジュニア新書
 人が生まれてから死ぬまでのさまざまな詩を、詩人が中学生向きに読み解き、案内する本。ロングセラーだとのこと。

日本文藝史 全5巻 小西甚一・著 講談社
 今年は夏休みがあるのでようやく読めました。古代から三島由紀夫まで、日本の文藝を碩学が達意の文章で書いたもの。

弟子 中島敦・著 新潮文庫ほか
 高校の国語の時間に『山月記』を習って以来、中島敦の文章に惚れ込んでいます。孔子と高弟・子路の話。

マザー・グース 全4巻 谷川俊太郎・訳 和田誠・絵 講談社文庫
 わたしはマザーグース学会という小さな学会の会員なのですが、この本は英語の原詩と解説も付いているので、重宝しています。

ぐりとぐらシリーズ 中川李枝子・文 大村百合子・絵 福音館書店
 一番最初の本の、カステラの黄色が実においしそうです。

折々のうたシリーズ 大岡信・著 岩波新書
 朝日新聞の短詩形に関するコラムをまとめたもの。言葉に関する感覚が鋭いのは詩人ならでは。

2010/8/18 水曜日

ツイッターで作った歌

Filed under: 俳句・連歌・短歌,ツイッター — ぱぐ @ 6:43:22

夏休み中は公開にしているツイッターで
*いちごつみ(=一語摘み、前の人の歌から一語もらって歌を作る)
*いちごつみ短歌百物語(いちごつみで怪談短歌を作る)
に参加し、いくつか歌を作りましたので、
まだ参加途中ですが、ご披露申し上げます。

歌のあとの()内はいただいた一語です。
短歌百物語は100番までなので歌の前に番号付きです。

<いちごつみ>2010.7.22
夕暮れにふと思い出す小金井の芝の青さとあなたの息を(夕暮れ)
←村上きわみさん
「 きちかう」としずかに名乗る夕暮れの桔梗のつぼみつぶしたかった(桔梗)

<いちごつみ短歌百物語>2010.7.27
【14】森深き主が住むてふ湖に丑三つ時の鐘鳴りわたる(湖)
←齋藤芳生さん
【13】いもうとの髪の毛がぼくにのびてくる魚のいない湖のなか(いもうと)

<いちごつみ>2010.7.28
羊歯類の大きな口に絡められ蟻の姿が遠ざかってく(羊歯類)
←村上きわみさん
湿りながらすこしくるってゆくでしょうあなたの底に繁る羊歯類(湿り)

<いちごつみ短歌百物語>2010.8.1
【23】
いまだつてすずんでゐるよあなたにはぞわぞわしてるけはいのみでも(いま)
←東直子さん
【22】鉄筋のとけだしそよぐ髪となり君の背中にいまとどきます(筋)

<いちごつみ>2010.8.16
ひとすじの虹色見えてあめあがり山のあなたに橋を架けよう(虹色)
←あまぐもさん
剥がそうと爪を立てたら虹色の鱗をこぼし逃れたあれは(剥)

いつどう作るかは気まぐれなんですが(^^;)、
前の歌が流れてきて、それに付けられそうだったら作っています。

連歌と違って、前々の句との離れを考える必要はないので、
作りやすいといえば作りやすいかな。
しばりは前の歌の一句だけだし。

百物語はいちごつみに参加している、
ある方の思いつきで始まったようですが、
応用すればいろんなバリエーションのいちごつみができそうですね。

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